古典レゴン舞踊公演 バリ島芸術祭PKB2013
Pesta Kesenian Bali 2013
ガムラン・チュンダナ・バトゥブラン楽団は、古典プレゴンガン芸能の保護伝承の一環として、2013年のバリ島アート・フェスティバルにおいて、珍しい古典プレゴンガンを復興させる公演での演奏を行いました。この古典レゴン舞踊は、バリ島のレゴン舞踊のマエストロたちによって、以前復興させてあったもので、これを、改めて芸術祭の場で披露し、多くの人に親しんでもらいました。
イ・クトゥット・スアンダが率いるガムラン・チュンダナ楽団は、バリ舞踊舞踊家であるマエストロのニ・クトゥット・アリニさん、そして海外の芸術家と協力し、この舞台を創り上げました。
Legong Bapang Durga Dance
公演は、歓迎の舞「ガボール」の復興版にはじまり、古いチョンドン・レゴン舞踊、レゴン・バパン・ドゥルガ舞踊、そしてレゴン・プラヨン舞踊という編成でした。これらのレゴン舞踊は、長い間眠っており、チョンドン・レゴンは1969年に復興され、その後1997年に再演されました。レゴン・バパン・ドゥルガ舞踊は、今回のプロデューサー、ニ・クトゥット・アリニさんが1957年に最後に踊りました。レゴン・プラヨン舞踊も、1975年に復興された舞踊のひとつです。
Legong Pelayon Dance
舞踊だけでなく、この舞台では「ウリナン」「グン・ゲック・アユ・メネン」というインストゥルメンタル曲も披露されました。
楽曲「ウリナン」は、2011年にイ・クトゥット・スアンダが作曲したブバロンガンの曲で、この芸術祭ではスマル・プグリンガンを使っての演奏がなされました。
もう一曲「グン・ゲック・アユ・メネン」も、イ・クトゥット・スアンダの作品で、デンプ・アワンという物語からインスピレーションを受けたものです。
Gamelan Cendana Batubulan PKB 2013