ガムラン・チュンダナについて
サンガル・ガムラン・チュンダナは、1992年に イ・クトゥット・スアンダ(I Ketut Suanda)氏によってバリ舞踊と音楽の保全活動および開発の一環として設立されました。そのスタジオは、バリ島ギャニャール県バトゥブラン村のバトゥール地区に置かれています。
サンガル・ガムラン・チュンダナは、その殆どが地元バトゥブラン村出身者とその周辺に住む演奏家で構成されています。
彼らの熱意と努力によって、センドラタリ舞踊「ニワタ・クワチャ」(イ・クトゥット・スアンダ氏作品)が、寺院の祭事の際に、最初のステージとして奉納・披露されしました。
年を追うごとに、楽団としての実力をつけ、さらにスタジオ設立という芸術施設としての完成度も高め、サンガル・ガムラン・チュンダナは現在も進化し続けています。
イ・クトゥット・スアンダ氏と、その妻で舞踊家やコレオグラファーとして活動している ニ・ニョマン・チプタ・ウィルヤワティ氏(Ni Nyoman Cipta Wilyawati) を始めとするグループ構成員達の努力によって、サンガル・ガムラン・チュンダナは、バリ芸能界において、活発な活動を続けるグループのひとつとして、名をはせるようになりました。
ほぼ20年という期間の中で、ガムラン・チュンダナは、社会的なものから宗教的な物まで、数多くの公演を行いました。フェスティバルにおいて、パレード参加やステージ参加もこなし、いくつかの芸術賞も授与されています:
- 1992年 バリ州教育文化省より「デンパサール市芸術パレード」感謝状
- 1998年 バリ芸術大学(STSI Denpasar)より、卒業試験サポートへの感謝状
- 2008年 バリ州文化省より「伝統芸能と創作芸術パフォーマンス」感謝状
- 2009年 日本のサンガル・バスンダリとの協力により、第31回バリ島芸術祭において創作バリ舞踊公演
- 2011年 日本のサンガル・バスンダリとの協力により、第33回バリ島芸術祭において古典バリ舞踊公演「テンポ・ドゥル(Tempoe Doeloe)」を発表
- 2013年 バリ舞踊界のマエストロ「ニ・クトゥット・アリニ」氏との協力で、第35回バリ島芸術祭において古典レゴン舞踊復興の公演を成功させる。 »記事はこちら
ガムラン・チュンダナと、日本のグループによる公演(於:PKBバリ芸術祭)
サンガル・ガムラン・チュンダナの所有する楽器群
- ガムラン・ゴン・クビャール
- ガムラン・スマラ・プグリンガン
- ガムラン・ゴン・グデ
- ガムラン・スロンディン
- グンデル・ワヤン
ガムラン・チュンダナ スタジオ施設
- スタジオ(舞踊練習場、楽器練習場)
- 公演用オープン・ステージ
- 休憩所
- 宿泊施設・・・芸術を学びたい、というバリ島内外からの芸術家にガムラン・チュンダナとの協力のもとに応対
ガムラン・チュンダナ楽団
サンガル・ガムラン・チュンダナとしての芸術活動以外にも、海外およびインドネシア国内からの観光客、文化専門家、学生、アーティストへ向けた独自のバリ文化の紹介や学習活動を含むプログラムなどを用意しております。
- バリ舞踊ワークショップ
- バリ・ガムラン音楽ワークショップ
- ケチャ舞踊ワークショップ
- バリのお供え物作りワークショップ
- バリ・ガムラン教室
- バリ舞踊&音楽の公演依頼など